不安な上京 結果よし

私には全然会ったことのない従兄弟たちがたくさんいる。
東京で結婚式をあげるらしいから、正式には招待はされてはいなかったけど、上京をして軽く短時間だけ挨拶をしてお別れをすることにした。

そのついでに、関東在住の重要人物と、短時間だけランチの約束。
重要人物は夜勤明けで直行してきて、ランチを短時間だけ。
その後、重要人物は北朝鮮問題の集会にぶっ続けで参加するらしい。壮絶。

東京でUSTREAMのできるスタジオを探して。
秋葉原のアイ・カフェが格安でできるらしい。
チェック。


TWITTERで、ずっと昔に一度だけお会いした方をフォローして、彼もフォロー返しをしてくれて相互フォロー。
その後、彼はTWITTER上で衝撃の告白。
実は彼は重病で生活保護を受けているって。
世論で生活保護叩きが炎上をして、その流れで、その問題について自分のことを告白をした。
そんな大変なことになってるなんて。
私は彼に「私はあなたの味方よ」って。

その後、彼はTWITTER上で「ひったくりにあったことを書いたら、心配した方々がたくさん米やパスタを送ってくれた。当分食べ物には困らない」
そんな大変なことになってるなんて！
私は驚いて「細かくTWITTERをチェックしていないから、あなたがそんな大変なことになってるだなんて思いもしませんでした。上京するから会いましょう」
彼から承諾の返事。

彼の住んでいる八王子まで行って、公共施設とかで安いお湯でも飲むことにするなら、彼の誇りを傷つけないけど。でも私が都心から八王子まで行くのが大変そう？　
彼に、私のいる恵比寿ガーデンプレイスまで来てもらうことにしたら時間が節約できる。

彼のTWITTERで「こけて顔が悲惨」「ヤンキー漫画の殴られ役みたい」って顔写真を掲載して。つらそうな表情で。
私は「かわいそうに」

会うとき不安で不安で。私は人と接する能力ないから、悲惨な人だと対処が難しいし傷つけないかとはらはらして。

当日、まだ会ったこともない従兄弟たちと無事遭遇して。ご挨拶。
私「今まであったことなくって」
叔父の妻「いいえ。小さな子供の頃に会ってますよ」
私「全然記憶になくってすみません」

その後、携帯メールでネット上の知人に「もう大丈夫だよ」

恵比寿ガーデンプレイスの「グラーノ」で。

彼だ。
彼「お久しぶりです」

よかった。彼は実物は、上品で知的で礼儀正しそうで。大丈夫だ。

よかった。喋った喋った。彼は大丈夫だ。

私「がんばれ」

彼「いや、『がんばれ』なんて発言はよくないの」

私「失礼しました」



恵比寿駅でお別れ。

又会いましょう。

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私驚いたのが、どうやら、彼は私のことをぜんぜん記憶になかったみたい？！

彼「会ったのはどういう状況でした？　オフ会？　大勢の一人？」

私「記憶にないの？」

説明をした。

でも彼はあんまり記憶になかったみたい。
しょうがない。

私「勝手邦題で、名画座企画があって」
「ジュネ映画特集って同性愛の映画をまとめたのを送ったら賞をくれて。『鬼気せまるリビドーですね』って」
「『東京在住だけど関西に里帰りするから賞をあげる』って、大阪で落ち合って。おごってくれて。賞品をくれて。チンコ飴、寄生虫のバッグ」
「私もう、うれしくてうれしくて。すごいいい思いでよ」

彼は曖昧な顔。あんまり記憶にないみたい。しょうがない。

今度は私がお礼をする番。
恩返しをします。
ありがとう。
鶴の恩返しみたい。

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後で調べたら、1999年のこと。
2012年12月に再会って。
13年ぐらい間があいてたのね。


初めて会ったとき、清潔なオーラの、純白の羽毛の子犬か小鳥みたいな方でした。
男の人って、なぜかたまにそういう人がいる。
（もう一人が忠魂碑訴訟の男性）
女でそういう人は知らないや。

私がtwitterでそう書いたら、彼は「いつの時代の話？！　もう汚れまくりよ！」
そうなん？　まあ、いいや。
13年ぶりに再会したら、それでも上品で知的で礼儀正しかったな。

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