セレブ犬養道子の本、上流階級が使用人を使う苦労が、下層階級の私でも参考になる
日本の上流階級の意外な苦労
上流階級が、使用人を使う苦労
使用人同士のいじめ、人間関係とその調整役。
古参の使用人が、新参者の嫁をいじめる問題。
使用人の盗難
日本でも、上流階級でも、使用人を使う苦労があること。
その苦労を知った上で。そして海外で、現地の人間を使用人を使う苦労があること。
★ 異文化ショック
★ 貧困階層の使用人が盗難
★ 衛生観念の違いまで
ヘイトスピーチ反対の人権問題活動家たち、通称「カウンター」
嫌韓本コーナーのある本屋に対して徹底批判。
でも私は、基本的には言論弾圧はしたくないし。
国際的ビジネスマンの氷川渉氏のtwitter、ネオンシャッフル氏のtwitterに、参考になった。
外国との交渉で事前に露骨な異文化情報を知ることができて本当に役にたったこと。
異文化ショックを受けた方々にとっての慰撫と共感。
そういう事前の情報がないと、異文化ショックを受けたのが外人嫌いになるし暴走もする。
やはり、嫌韓本コーナーのある本屋に言論弾圧は良くないと確信。
ただ氷川氏は、嫌韓本を全面肯定してるわけではなく、「ビジネスマン向けにもっと実用的でドライなのがほしいな」って。
今はまだ選択肢が少ない。
★人権派が遠慮した海外紹介か
★下劣な炎上商法だけど、露骨な分、参考になる情報も多い。
今後は、クソミソ状態から識別をし、見識あるビジネスマン向けに選択肢を増やし、下劣なものの売り上げを減らすという戦略をとるのが重要
togetterにまとめた。
国際ビジネスマンと嫌韓国本 東南アジアでビジネス経験のあるビジネスマン浦島氏を取材
現地人との壮絶な体験が参考になる
ビデオカメラ撮影と文字お越しと解説
http://noranekonote.web.fc2.com/urashima20140307.html 国際ビジネスマンと嫌韓国本 で、異文化ショックの本も参考になるかとたくさん紹介した。
記憶では、犬養道子氏がずいぶん昔に、上流階級でも使用人を使うのに大変苦労をすることが書いてあったのを思い出した。
そして日本の上流階級でも使用人を使うのが大変なのに、更に海外で外人を使用人に使うのに苦労すること、そしてかなり露骨なことも書いてあった。
盗癖、衛生観念の違いとか。
でも、どの本だったか題名忘れた。
図書館に行ってやっと探し出せた。
犬養道子『日本人が外に出るとき』1986年、後に文庫化
→
AMAZON「メイドとオ・ペア(人間関係)」
例のまとめサイトに追加した。
嫌韓本、嫌中本コーナーのある本屋の問題。
★ カウンター界隈が抗議や不買運動を提唱。→言論弾圧になる!
★ カウンター界隈が反ヘイトスピーチや人権啓蒙本のコーナーを提案してキャンペーン
→ 売れないトホホ・・・
嫌韓本、嫌中本のどこに需要があるかを分析して、ゲッスい本の売上を減少させて、マシな本に徐々に徐々に受け皿を作れたらいいな。
異文化ショックを和らげるために、事前に露骨な情報を知っておくことが重要。
氷川渉氏だって、「ビジネスマン向けにもっとドライで実用的なのがいいな」って、だから嫌韓本コーナーを全面肯定しているわけではない。
今は選択肢が少ない。
★ 人権派が海外の方々や日本在住の外国人たちに遠慮して書く
★ 劣情を刺激する炎上商法だらけだけど。露骨で遠慮がない分、異文化ショックの事前の情報収集や、異文化ショックを受けた方々にとっての慰撫と共感になる。
今後は、選択肢を充実させて、マシなのを。
嫌韓本、嫌中本コーナーに対抗をして、人権派の本のコーナーのフェアなんてやっても、嫌韓本、嫌中本コーナーの本を買う層には興味の対象外でしょう。
国際的ビジネスマン向けの、異文化ショック、共感と慰撫のコーナー。
それぞれの本に是々非々の評価基準表つきでやるといいのでは。
クソみそ状態から識別をし、将来に向けて、どの本のどの部分がいいから、これを洗練させましょうって。
犬養道子
上流階級のお嬢様
海外留学
国際的に活躍している有能なビジネスウーマン
難民への慈善活動
キリスト教信者
日本に、「国際基準とはこうだ」と情報提供、てかお説教というか。
こんな経歴を見ると、オエーッ!って鼻つまんで避けたくなるわね。
下層階級の女の私は、彼女のエリートの部分にカチーンとくる部分は確かにある。
でも、下層階級の女の私でも、面白いし、役に立つ。
東南アジアに赴任した駐在員夫人が、数年間の滞在期間で最も嫌な体験が、現地でのメイド問題だったとか。
それに対して、犬養道子が批判
★ 日本人のかつての上流階級は住み込みの使用人を何人もかかえいていたけど、使用人問題は大変だったこと。今どきの日本人は、たいそうなお金持ちでさえ、住み込みのお手伝いさんを使わないし、その大変さを知らない。
★ 同じ日本人同士でも、使用人を使うのは大変だというのを知ってるという段階に達しててるかどうか。たいていの日本人が、上流階級の方々でも使用人を使うのがどれほど大変化を知らずに、異国で使用人を使うというケースもままある。
同じ日本人同士でも、使用人を使うのは大変だというのを知ってるという段階に達してて、その上で更に、異国の人間を使うのは大変だということがわかってるかどうか。
犬養毅首相の孫娘
首相官邸で国際的な大物たちをお招きするのだから、当然、料理人や女中や運転手や使用人が必要。
使用人たちの泥沼の人間関係の調節。
使用人が「あいつを首にしないのなら、私がやめる」などもめるのを調整しないといけない。
彼女の家だけじゃなく、他の上流階級のお嬢様も苦労した。
あるお嬢様が母が死んで、そのお嬢様が代理で使用人たちの泥沼の人間関係の調整をしなくてはいけないのでつらくて目を泣き腫らし「家に帰りたくない」とか。
古参の使用人たちが、新参者の嫁をいびるのはよくあったとか。
犬養家に嫁に入った新参者の母が、古参の女中たちにいじめられた話。
犬養毅首相暗殺事件があって、その責任を犬養毅首相の息子の嫁(道子の母)に背負わせて、女中たちがいじめをしだして、母の物をこわす、陰口をいいふらすなど。
犬養道子の母が「使用人を使うのは大変。人を使うぐらいなら、人で不足で苦しむほうがマシ」
★ 盗難問題
上流階級の犬養家では、高価な品物が次々となくなる。
犬養首相の大事な書類も紛失。
使用人たちの仕業にきまってるけど、犯人捜しなどできない。
★ 上流階級の雇用者といえども、使用人には気をつかうこと。
ある外交官夫人が、病気のために生野菜料理を食べたいのに、料理人は頑固で手の込んだ料理を好み生野菜料理など断固拒否。その料理人は有能で、国際的な大物たちを何十人もお招きするときのためには必要な人材だから、外交官夫人と言えども逆らえない。
外交官夫人は、料理人にも女中にも隠れて生野菜料理を食べることにしているとか。
外人について、遠慮せずに、かなり露骨なことも書いてあった。
★ 異文化ショック
★ 盗難
★ 衛生観念の違いまで
盗難問題
使用人は貧困階級で、日常生活品でさえほしくてたまらない、それでいて買えない物。だからあればあるだけ持っていく。
トイレットペーパー、石鹸、タオル。
アフリカのGNP最低国の一つにある日本国大使館では、月の支出のトップにトイレットペーパーになった。現地人がもっていってしまうから。解決策として、鍵付きの戸棚にしまい、用があるごとに取り出すことにして解決をした。
欧米滞在中、滞在国以外の国出身のとある外国人の女中は、頑として滞在国の言語を拒否。だから注意ができない。抽象的な注意ができない。
とある外国人の女中が、トイレを洗ったふきんを、台所の皿ふきにも利用する。それをいくらダメって説明しても納得しない。
ある留学生は、トイレで排泄物をふいた紙をゴミ箱にためる。たまったら、手づかみで焼却炉に捨てて、手も洗わずに料理する。
フランスでは、道路に犬の排泄物だらけで、あるパン屋はパンが道路の犬の糞の上に落ちても、そのまま利用する。
フランスでは、トイレに手洗いがなく、そのまま料理するのが結構いる。
アフリカでのある部族の衛生観念は、日本人とは感覚が違う。
ヨーロッパのホテルでは、低賃金で外国人使用人を採用するから、衛生観念に関しての教育は諦めてる。
かなり露骨なことを書いてあるけど。
彼女の品性で、外人への嫌悪を煽るようなものいいではないのがいい。
今どきの嫌韓本は、露骨な分、参考になるけど。外人への嫌悪を煽りそうな悪意もあるしね。
ビジネスマン向けに実用的で、しかも品性がある。
衛生観念の違う外国人を、どうやって使うか。
その具体的なノウハウ。
じゃあ、どうするか?
犬養道子氏が書いた、その対処法が懇切丁寧で具体的。
これみよがしに、儀式として、形式として、自分から率先して、消毒液で手を洗うこと。全部を煮沸消毒をすること。これを女中にもやってもらうこと。
彼女は本当に有能な方なんだなと。ビジネスマン、ビジネスウーマン向けに実用的で具体的。
外国人に対して「家族同様」なんて扱いはすると失敗するという考え
かわいそうな外人従業員
かわいそうな境遇に同情は、たちいりすぎると危険。
かわいそう、でも、距離を置くこと。
日本人は「家人同様」に扱ってあげるという発想をするのが多いけど。でもそんなことするのは、とんでもないし危険。
距離を置く。ケジメをつける。
しかしフェアであること。よく仕事をした時は評価し。こちらが間違ってたら必ず謝る。
東南アジアでビジネス経験のあるビジネスマン浦島氏が、他のビジネスマンを批判
「他の工場主がタイ人相手に家族同様にして失敗した。私はタイ人とは距離を置いた。自分はタイ人とは別で格が上なんだということを徹底的に見せつけた」
http://noranekonote.web.fc2.com/urashima20140307.html 1986年(もしくはそれよりも以前に)、上流階級の犬養道子氏が、外国で外国人使用人の困難な状況があっても、家族同様に接っしたらダメって。距離を置くことって書いてある。
昔の上流階級のお嬢様でも、現代の普通のビジネスマンでも、
「外人の使用人と、家族同様に接したら失敗する」
これは一致している!
国際的な有能なビジネスウーマンが、欧米で学んだ「オ・ペア」
犬養道子氏がこれを書いたのが、1986年
2014年の今でも、まだ無理では?
主人と奴隷ではなく。
主人と使用人ではなく。
家族同様のべたべたではなく。
対等の契約でのドライな「オ・ペア」を。
これは日本人には困難とか。
日本人にはまだまだ、上下関係か、家族同様のべたべたか、しか無理とか。
犬養道子氏の助言で、すごかったのが。
かわいそうな現地人の女中に同情をしても。あまりにも立ち入らないこと。距離を置くこと!
「対等で、距離を置く」じゃなく、「対等だから、距離を置くこと」
対等で、しかも公平であること。
氷川渉氏は、「韓国の企業を自分の子会社にする」と主張。
「韓国人には対等なんて無理だから。自分が上になって主導権を握って命令をしないといけない」
浦島氏は「タイ人従業員相手に、自分は全然別ものだと距離をおきケジメをつけた。そして自分のほうが格が上かを徹底的に見せつける」と主張。
犬養道子氏がこれを書いたのが、1986年
日本人だって「オ・ペア」が無理。
東南アジアで、現地の人間をメイドに採用する問題について
日本人からしたら、メイドなんて採用するなんて贅沢なって思うけど。
そのメイドの給料も低すぎる。
東南アジアでは、メイドを採用しないと、その社会では信用が得られず、低い扱いしか受けないとか。
犬養道子氏は、インドでホテルに泊まり、自分でバスタブをきれいにしたら、それを見た従業員たちは、バスタブを自分できれいにする人間なんて格の低い人間だと粗末にしだしたとか。
粗末な扱いを受けたくなかったら、自分で身の回りは一切せずに使用人を使うこと。
「おかねのはなし」より
一生をその国で骨を埋めるつもりなら、その国の階級問題を改善する運動に身を投じるのもいいけど。
何年かしか滞在をしないのなら、下手に手を出しても無駄骨でしかないと、キッパリ切り捨て。
それでも罪悪感を感じてしょうがないのなら。どうするか? その選択肢とは?
下層階級の労働者の労働条件改善運動の団体に寄付をする。それぐらいなら可能。
国際的な、上流階級の社交生活のノウハウ
国際的な、ビジネスマン、ビジネスウーマンのための知識、ノウハウ
国際的な、ホームパーティでのマナー
お料理のメニュー
具体例
「ごぼうときゅうり」より
民族によっては、豚肉が禁忌、牛肉が禁忌、酒が禁忌、色々ある。
デザートまでが一式で。それからトイレ。それからコーヒーとリキュールと、チョコレートをそえる。
デザートを食べ終えてからトイレで、その後にコーヒーというのも日本人の感覚ではないわね。日本人は、デザートの前にトイレで、デザートと一緒にコーヒーをかわるがわる飲んだり食べたりやから。
食後に、コーヒーとリキュールとを同時にって。
もう日本人では全然感覚が違うなあ~。
私なんかには遠い世界の話やな~
ああ、そういや思い出した。新聞記者の近藤紘一氏が、ベトナム支局で働いてて。
現地の女性(娘つき)と結婚。
そのベトナム人妻のキャラがすごい。
娘を厳しく育てて。親戚の男の子たちも鉄拳制裁をし。
ベトナムの古い時代では、女性が文字の読み書きすら禁止されてたとか。そのベトナム人妻は、子供の頃本を読もうとして身内から鉄拳制裁をされたとか。全然教養がなくて。
小さな店を経営。
女性は経済的な自立をしないと悲惨という考えで。その娘は経済的自立をさせようと、娘は日本でよりもフランスで育てさせることにして専門学校にやって。その娘はフランス人と結婚。
近藤紘一氏が死後、彼女が取材を受けてた記事が掲載されてた。
「今だから明かしますけど。彼は私のことで嘘を書いてました。小さな飲み屋を経営って書いてたけど。日本人読者に同情をさせておけって意図だったのでしょうね。本当は大人数の従業員をかかえて高額で豪勢なお店の飲食店で、日本で言ったら、銀座の高級クラブみたいなものでしたね」
色々な事情で、東南アジアでメイドを採用することになって。
ベトナム人妻が現地のメイドを使ってて。
近藤紘一氏がその様子を観察し、そのこつを書いていた。日本人は今は大金持ちでも女中を採用なんてしないから、そのコツがわからない。
厳しくすべき時は厳しくし、ご褒美を与えるときは与え。それがなかなかできない。
基本給は安くして、余分な仕事がある時にだけお金を+することとか。
近藤紘一氏の、どの本だったか忘れたけど。
追記
2015年の感想だけど。
犬養道子『日本人が外に出るとき』1986年の本で。
1986年当時の本がいまだに色あせずに参考になるし、それどころか、いまだに彼女のこの段階に達していないんだなあと思う。
でも、彼女のこの本の欠点じゃないけど、遠慮をあげますね。
この本で、外人との異文化ショックをヴィヴィッドに伝えてくれてはいるけど。
どこの国かは国名は具体的にあげてはいないし、どこの国の何人かもあげてはいないのが結構ありました。たぶん、アジアのどこかの国なんでしょうね。あそこまで遠慮をするのは。
あの当時は、アジア人には腫物にさわるように遠慮をしていたのでしょうね。
それとアフリカのとある国と書いて具体名は書かない。そこも遠慮があるのね。
フランス人は、憧れてるから逆にいいか。
クルド人は、ほとんどの日本人には縁遠くてよく分からないからいいか。
そういうので露骨なことが書けたのでしょうね。
2013年に室谷克実氏が『悪韓論』『呆韓論』で韓国タブーをぶち破ってダイベストセラー。
彼の新しさは、韓国に遠慮がなかったこと。
2014年末頃に反レイシズム界隈が「ヘイト本を書店に置かないでください」と依頼活動をしだして。それに対して批判の声が殺到して大騒動になった。
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http://noranekonote.blog.shinobi.jp/Entry/510/セレブ犬養道子の本、上流階級が使用人を使う苦労が、下層階級の私でも参考になる
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