C.R.A.C
http://cracjpn.tumblr.com/post/92214430204/manifesto-8====================================
男組の声明 が出たので、今回の事件についてC.R.A.C.としての所感を述べておきます。
まず、この「事件」については一部始終を記録した動画があり、それを見る限りにおいて男組のメンバーおよびメンバーではないが現場にいた人たちがレイシストに対して暴力を振るったという事実は確認できません。
私(野間)が見る限り、これまでの反レイシスト・カウンターおよびレイシスト側の逮捕の事例と比較しても、肉体的接触がもっとも「ない」ものです。すでに多くの人が指摘していますが、在特会その他のレイシスト団体が数十人の集団で通行人の老人を小突き回して旗竿で殴ったり、同じく通行人にすぎない女性を突き飛ばしたりしていることが一切なんの罪にも問われていないことに比べて、今回の暴力行為等処罰法違反での逮捕と勾留は著しく不自然であり、バランスを欠いています。
中の一人がレイシストのメガネを奪ったことが暴力行為とされたようですが、これは昨年6月に「レイシストをしばき隊」のメンバーが、自分に唾を吐きかけた桜井誠のメガネを奪ってその場にいた警察官に現行犯逮捕された例があります。しかしこのケースでも被疑者は48時間以内に釈放され、不起訴となっています。
今回の事件で驚くべきことは、現場にただ一緒にいた、あるいは映像を撮影していただけの人までもが大量に逮捕され、勾留の決定を下されていることです。その他の人については、相手側レイシストを強い口調で非難していますが指一本触れておらず、その間にもレイシストは「チョンコ!」といった差別用語を大声で叫びつづけています。つまり、今回の男組その他、計8人の行為は揉み合いでさえなく、「微罪」とすらいいがたいものです。
撮影担当者が罪に問われた例としては在特会らによる徳島県教祖襲撃事件がありますが、この場合は「建造物侵入・威力業務妨害幇助」で有罪となっています。この「幇助」とは、映像をネットにアップロードし彼らの活動を周知する目的で撮影し、実際に犯罪現場の映像を広く公開したことを指します。今回の男組の、現場での記録を目的とした撮影とは大きく意味が異なります。
大阪府警は今回、8人の逮捕とその他の数人への家宅捜索を同時に行うために、大阪から中部地方や関東地方に100人を超える捜査員をわざわざ派遣しています。報道にもあったように「男組の活動実態を解明する」のが目的なのでしょうが、男組はヤクザや犯罪組織ではない。普通に日常生活を送る市民、すなわち一般の会社員や自営業者や派遣社員や学生が、ただヘイトスピーチの現場に集まって抗議を行うというだけの集団です。警察はいったい何をやっているのでしょうか。
大阪府警の警備部・公安部がこうした意味のない「捜査」のために多額の労力とカネを使うのは、予算獲得のためのパフォーマンスとしか思えません。そしてそんなもののために、無実の市民が長期にわたって勾留されるというようなことがあってはならない。
大阪府警および警察庁に対し、断固抗議します。
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松沢呉一
https://www.facebook.com/permalink.php?story_fbid=905607062799433&id=1000005044339817月19日 6:40
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松沢呉一
C.R.A.C.から詳しい事情と問題点についての説明が出ています。
http://cracjpn.tumblr.com/post/92214430204/manifesto-8 ここでの「暴力行為」というのは、メガネをとってすぐに戻した行為を指します。その前に大久保公園の近くで桜井誠のメガネをとって逮捕されたのがいたのに、また同じことをやったのがいたわけで、その人物が逮捕されることまではやむを得ないと私も思います。しかし、この人物のために、そこに居合わせた7人が、より重大な暴力行為に適用されるべき暴力行為等処罰法違反で逮捕というのはおかしい。しかも、このメガネをとった人物では男組ではないのです。この時は警察はスルーしているにもかかわらず、9ヶ月も経っての逮捕です。そうも重大な犯罪だったらスルーするはずがない。なのに、検察はこれに対して勾留決定をしている。
私の書いていることを読んでいる方はおわかりのように、私は無闇矢鱈に警察を批判することはなく、国内法の整備がないのに、警察に対して、「なんであいつらを放置するんだ」などと批判したりはしません。しかし、批判すべき点は批判する。去年からこれまででもっとも腹を立てているのは今回の逮捕です。
以前、警視庁の人間にも「大阪府警ってレベルが低すぎだべ」という話をしているんですけど、大阪府警に対しては改めてその感を強めました。何もしないのならいい。しかし、こいつらは積極的に人種差別撤廃条約違反を犯している。条約は憲法同等の法であることを一から勉強せよ。あんたらは条約違反をやったところで個人が責任をとる必要もなく、心が痛むことなく、税金でのうのうと生活していられるが、あんたらの不当な行為で、逮捕さた人間やその家族、周辺の人間がどれだけ迷惑を被ると思っているのか。
大阪地方検察庁も右から左に適当に仕事を流しているんじゃねえよ。こいつらに社会正義を語る資格は一切ない。
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<マッツ・ザ・ワールド>第5519号 正義の復活 214
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Facebookを参照。
https://www.facebook.com/permalink.php?story_fbid=905607062799433&id=100000504433981なぜ9ヶ月もあとで、ごくごく小さな行為に対する被害届を受理して、8人も逮捕
する必要があるのか。
もしそうも重大な犯罪であるなら、前回の逮捕時に併合審理すべきものであり、
あえてずらして、執行猶予取り消しを狙ったのだとすると悪質すぎま す。裁判
が済んで以降新たに発覚したものではなく、その現場にも警察は来ていて、問題
なしと判断し、被害届もしばらくは受理していなかったもので す。
あえて受理をしなかったのだとしても、あとから「これは使える」として被害届
を改めて出させたのだとしても悪質。
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<マッツ・ザ・ワールド>第5531号 正義の復活 217
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なにより全員釈放でホッとしました。今回の決定は大阪地検の塚部検事の判断で
す。「どうせ警察と検察は一心同体」と思ってしまうわけですが、今回 に関し
てはそうでもないみたいで、塚部検事が語った言葉にジーンと来ました。これは
直接聞いた人が公開するでしょうから、私は黙っているとしま す。
塚部検事は攻撃対象から外します。でも、大阪府警はただじゃおかない。絶対潰
してやる。無理ですけど。
ここで注意した方がいいのは、大阪府警がとりわけタチが悪いのは事実として、
暴力行為等処罰法の適用が他にも拡散する可能性があることです。警視 庁も適
用を検討しているフシがあります。ある件に関して、通常であればとうてい対象
にならない範囲まで人定をしたがっています。暴力行為等処罰法 だとその場に
いただけで対象ですから、その場にいた人たち全員を知っておきたいのでしょう。
ただ、今回検察と裁判所の判断によって、適用は難しいということになったかも
しれず、その意味でも塚部検事はグッドジョブです。
とは言え、通常の暴行容疑で過去の件についてもさらに逮捕者が出る可能性があ
るので、神原弁護士は大変です。木野君に対する青林堂の名誉毀損裁判 も始ま
りますし。ホントに神原弁護士は尊敬すべき人です。
本日、全国でカウンターがありますが、微罪逮捕をやってくるかもしれないの
で、参加者はくれぐれも要注意。警察は国連の勧告なんて屁とも思ってま せ
ん。とくにならず者集団大阪府警。もっと強く海外からの批判を浴びないと理解
できないでしょ。
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http://noranekonote.blog.shinobi.jp/Entry/481/男組 逮捕 大阪府警は不当
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