ネットで私は
ゲイの方からメール
「彼は今30代。今も現役で。彼は驚異的です」
うれしかった。
ゲイたちがHIV予防のための盛大なイヴェントが大阪であって。
あるゲイの方。元々がウリセンで、今はウリセンのマネージャーで。
彼には、清潔さと誠実さと愛嬌が感じられた。裏社会の汚らしさや謀略がにおわない。彼の話にはホロリときた。嘘がない。
ウリセンのマネージャー
「ウリセンは、お値段が安いし、お客様も少ないですよ」
「本当は、あの本では書かなかったことなんだけど。あの彼は本当は本業があるの。その上での副業なの。ハッキリ言って、ウリセンはそんなに稼げないの。専業でやるなんてほとんど無理」
「ホストクラブや出張ホストの数、あんなの絶対嘘! ありえないよ。客の数なんかよりも多すぎる。絶対にあの数はありえない」
「登録料で稼ぐしかないでしょ、あれじゃあ」
「当店にも、ノンケの子から質問の電話があるの『登録料を払わないといけないのですか?』って。正直に答えるの。手続きのための手数料を千円ぐらいもらっていますって。そしたら向こうからホッとした声がして。他のとこは登録料何万とかの世界なんでしょうね。でないとやってけるわけないから」
確かに。
私も最近、そのからくりが分かってきた。
「うちの店は、そんなあくどいまねはしていませんよ」
私は「ウリセンってなんであんなにレヴェル高いんですか? もうビックリした! 逆に女向けは高いくせにサーヴィス悪いわブサイクやわ。ウリセンって美男で安い値段で即セックスって。もう信じられない」
彼は「そうかな」「そうかな」を繰り返したけど。
彼はついに「たぶん、こうじゃないかなあ・・・。よっぽどいい男じゃないと稼げないの」
「需要あるのはほとんどが、若くて顔が良くて身体がいいのだけど。でも、それだけじゃないの。ほんと、ごくごくたまーにお客様から電話で『同年代の40代の男性はいませんか』って。『話の会う同世代とお酒でも飲みながら語り合いたい気分なんです』って。当店では30代前半までしか登録していないんですよって言ったら、お客様ガッカリして。でもごくたまにしか依頼がないから、当店でも責任をもってお仕事をお世話をできないから申し訳ないけど40代は採用できなくて。でも、40代でも需要があることはあるの」
そうなんだ。彼の話には嘘が感じられなかったな。
彼には悪どさや悪の手先の匂いがしなかったな。
ゲイやホモの世界でも、ゲイやホモ人脈って全員一致の一枚岩の団体じゃないものね。本当にそれぞれ違うし、派閥もあるでしょう。
在日の世界もそう。凶悪で利権を握ってるすごい在日人脈がいて。でも全然利権を得られない下層階級で搾取されているのがほとんどで。現実のリアリズムからしてそうだよね。
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http://noranekonote.blog.shinobi.jp/Entry/48/「中高年男性の性に需要がある」 嘘と本当
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